icon01 Yamatoさんの日記

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07月 30日 16:11 新しい恋人 103

~ 残された日々4 ~


花火当日。


二子新地駅の臨時改札口の近くで彼女を待っていると、
浴衣を着て、髪をアップにした彼女を見つける。
浴衣を着ているので歩いて橋を渡らずに電車に乗って行くと言っていた。


いつもとは違った格好、髪型に"浴衣効果"がプラスされ、いつもよりも
もっとかわいく見える。


「美緒」

声を掛けると俺に気付いて籠のバッグをぶら下げながらとことこやってきた。

周りの男性がちらちら彼女のことを見ているが、本人はまったく気付いて
いないみたいだった。


「あまりに人が多くて会えなかったらどうしようって心配になっちゃった。」

「そうだね。最悪ケータイがあれば大丈夫かなって思ったけど、この近辺
 みんな使ってるから電波がさっきから入らないんだよ。」

「え!そうなの?

 うわ、ほんとだ。。。」


「それにしても・・・
 今日はいつも以上にかわいいね!」

「ほんと!?
 似合ってる?」

「うん。よく似合ってるよ。
 ちょっと回ってみて。

 うん、かわいい!」

「ありがとー

 惚れちゃった?」

「惚れるねー」

「うそっぽいけど、ま、いいか。」

「俺って信用ないの?」

「あると思ってたの?」

「なんだと?」

彼女は舌を出してべーってしてる。


「あはは。
 じゃ、屋台でも行く?」

「行く!」


俺の部屋の前から花火が見えるので、わざわざ混んでる河原で見ないで、
屋台でいろいろと買いこんでそこで見ることにしていた。

女性はトイレとか気になるだろうし、そもそもすごい行列になりそうだし、
浴衣だともしかしたら着崩れたりしないかとか気になるかもしれないし、
そんなことを考えてあげてね。

それに何より、そのほうがのんびり見れるだろうしね。


「はぐれたら、俺の部屋集合ね。」

「探してくれないの?」

「探すけど、一応そっちに向かうって事で。」

「ん~、わかった。

 でもさ・・・」

「ん?」

「俺はお前のこと離さないぜ、って手でも握ってくれたらカッコイイのに。」


・・・相変わらず古くないか?


「なによ?」

「あ・・いや、なんでもないよ。」

「む~」

「じゃ、行こっか。」

彼女の手を握って歩き出す。




「潤・・・」


「ん?」


「潤の浴衣もカッコイイよ。」




~つづく~





過去の話はこちら

第1話~第100話の目次
http://ameblo.jp/self-revolution-column/entry-10119952464.html

第101話
http://ameblo.jp/self-revolution-column/entry-10119954262.html

第102話
http://ameblo.jp/self-revolution-column/entry-10120864134.html




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