Yamatoさん の日記
| 07月 28日 05:32 | 新しい恋人 102 |
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~ 残された日々3 ~ 結局、翌日一緒にスーツケースを選びに行った。 特にこの日は彼女を泣かせたり怒らせたりすることがなかったのでよかったのかな。 どうも最近彼女の感情の起伏が激しいよな・・・ まぁ、いろいろある年頃なんだろうか。 部屋の片付けを手伝いたいと、ある意味予想通り言ってきたけれど、風邪のときでさえ 一人ではダメと言ったわけだから、今回も説得して我慢してもらった。 それに、今の段階での部屋の片付けといっても引越しをするわけじゃないので、 たいして重労働ではない。それに、変なものが出てきて見つかるのも怖いしね。 昔の彼女にもらってなんとなく捨てられないプレゼントとか・・・ 捨てたつもりで捨ててなかったりするかもしれないからね。 結局、彼女はゴルフの合宿に行ったり、俺も実家に帰って海外行きのことを伝えたり 何かとお互い慌しい日々を過ごしていた。 そして、ばたばたしながら日々を過ごしているうちに、ここしばらくの間、 心の中にあったある違和感の原因が分かった。 それは、亜莉ちゃんのことだった。 亜莉ちゃんの手紙、それを読んでなぜか違和感を感じるところがあった。 それは、この部分である。 『実は、私が休職するときに部長から尾瀬さんにはニューヨーク行きの 話があることを聞いていました。 そのときに、きっと尾瀬さんはこの話を受けるだろうということ、 そして、そうなった場合、私が復職したときにはもう日本には いないだろうということを言われました。 それを聞いて、私は焦ってしまったのでしょうね・・・ なんとか私がまだ東京にいる間に、そう思って行動してしまいました。 結果的には、それはただの暴走になってしまいましたが・・・(涙) 』 もしかしたら・・・ 亜莉ちゃんも俺がニューヨークに行って半年後に一度は帰国することを 知らないんじゃないのかな・・・ もう何年も、場合によっては二度と会えないと思ってあんな行動に 出たんだとしたら・・・そして本当は半年後には一度帰って来るんだと 知ったとしたら・・・ また、叩かれるのかな・・・ いや、待てよ。 亜莉ちゃんに俺がニューヨークに行ってずっと帰ってこないかもって 話をしたのは部長だから・・・叩かれるのは部長か? う~ん・・・ ま、いいか。 叩かれたら叩かれたときだ。 ---- そして、8月中旬に行われる多摩川の花火大会が迫ってきた。 彼女は浴衣を着てきてくれると言っていたので、何気に楽しみだった。 きっと似合うんだろうなって思う。 俺も、せっかくだから浴衣を着ようかなと思って、浴衣を買った。 もうすぐいなくなるのに、ものを買ってどうするんだって気持もあったけれど、 少しでも楽しめ、思い出になるならという思いだった。 お互い、一緒に花火を見るのをとても楽しみにしていた。 だけど、お互い分かっていたはず。 ---もしかしたら、この日が出発前に会える最後の日かもしれない ~つづく~ 過去の話はこちら 第1話~第100話の目次 http:// 第101話 http:// 1クリックにご協力ください。 ↓ ↓ ↓ |
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