icon01 Yamatoさんの日記

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07月 25日 16:11 新しい恋人 101

~ 残された日々2 ~


お互いミッドタウンはほとんど知らなかったのでのんびり見て回ることにした。
外は雨だし、いろんなところを動き回るより1つの場所をうろうろしている方が
今日は良さそうだったのもある。


どこを見て回るかは、お互いインテリアや雑貨に興味津々なので相手を気遣う
必要もなく自分が行きたいところ=相手も興味があるところだった。


5th Alley Studioやin Touch、THE COVER NIPPON、ファーバーカステルなんかを見て回った。


途中で少し趣向を変えて、Flagship 212 KITCHEN STOREにも行ってみた。

彼女は、「へ~、こんなキッチン用品のお店もあるんだ。」とちょっとビックリしてた。

「212 KITCHEN STOREは行ったことあるけど、Flagshipが付いてるところは俺も初めてだよ。」
「そう言えば、潤さんのキッチンにあったものって結構こだわってた気がする。」
「そう?まぁ、少しはね。」
「うちはお母さんがそこまでこだわらないからな・・・」

「一人暮らしに憧れたりする?」
「うん!
 一人暮らしだったらこういうインテリアにしてとかそういうの考えるよ。」
「二子玉川で暮らしてたら関東以外に就職するとかしないと一人暮らしは難しそうだね。」
「う~ん、就職の場所か・・・」

お、ちょっといい流れ。
この流れで行くか。

「美緒さ・・・
 俺とこうやって会ってくれるのはうれしいけど、就職活動は大丈夫なの?」
「うん。
 リクルートとかに登録とかしたよ。潤に言われたとおり自己分析とかも
 本買ってきてどういう風にしたらいいかとか読んでるよ。」

そっか、ちゃんとしてるのか。


「バイトは?最近週末あまり入ってないんじゃない?」
「だいじょーぶ!
 もともと平日に多く入るってことにしてるから。
 週末はサークルがあったりすると入れないでしょ?だから。」

「なるほどね。
 サークルといえば、夏合宿とかないの?
 俺が学生の頃はあったよ。」
「合宿あるよ。
 2回もあるの。3泊4日でゴルフ三昧。BBQとかもするけどね。」
「へ~
 楽しそうだね。」
「でもね、、、
 行こうかどうか迷ってるの。」
「なんで?」
「だってさ、週末もかかってるのね。
 だから、、、行ったら潤と会えないよ。」

やっぱり、そんなことを考えてたのか・・・

そんな俺の表情を見透かしたように彼女が聞いてきた。
「潤は、私とそんなに会いたくないの?」

「いやいや、そんなことないから。」
「じゃ、なんで疎ましげな顔したの?
 もうすぐ会えなくなるから今のうちに会いたいって思うのは迷惑なの?」

滅相もないとばかりに「ちがう、ちがう」と手を振った。

「美緒さ、前に今年はサークルの中心だって言ってたでしょ?
 だから行ったほうがいいと思うよ。きっと、いい思い出になるだろうし。」
「でも、」
「それにね。」彼女の言葉を切るように話を続けた。
「それに、俺は俺のせいで美緒が何かを諦めるとかして欲しくないわけ。
 美緒の気持ちはうれしいけど、俺の気持ちも分かって。」
「・・・うん。
 考えとくね。」
「わかった。
 
ほら、ごはん食べに行こうよ。おなかすいたよ。」



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「今週3連休でしょ?明日とあさっては何してるの?
食事をしているとき、彼女が聞いてきた。

「部屋の片づけかな。
 あと、スーツケースを買ったりとか。」
「荷物全部持っていくの?」
「いやいや、そうじゃないよ。
 まずは半年間の出張だから、スーツケースに必要なものを詰め込んで
 持って行って、部屋は契約し続けておくよ。」
「え?家賃は?」
「引き落としだからね。そのまま口座から引いてもらう。
 会社側も家賃補助をその期間増やしてくれることになってるから
 金銭的な負担はそんなにないかな。」
「もし、向こうに駐在になったら?」
「そのときは契約を解除して、必要なものはニューヨークに送るし、それ以外の荷物は
 実家に送るか倉庫みたいなところと契約して置いておくつもりだよ。」

「・・・え?
 じゃあ、一度は半年後に帰国するの?」

「・・・あれ?言ってなかったっけ?
 どちらにしても社内手続きも個人的な手続きもあるから一度は帰国するよ。」

「初耳だよ!
 何で言わないの!」

なんか怒ってらっしゃる・・・

「いや、、、言ったと思ったから。」

「どうせ、ほかの子に言ったんでしょ!」


「そんなことあるわけないでしょ・・・

 ごめんよ。言ったと思ってたんだよ。」


「じゃ、春には帰ってくるのね?」

「うん。」

「じゃ、そのとき会えるよね?」

「美緒がまだ会いたいと思ってくれてたらね。」

「どうだろうね~
 その頃にはすっかり忘れてるかもよ。

 大切なことも言わないような人のことなんて。」

「・・・」

「私が・・・忘れないように、ニューヨークからもちゃんと連絡してね。」

「うん。
 もちろん・・・」



「スーツケース買いに行くの、私も行ってもいいよね?」

「え?」

どうしよっかな・・・
ほかの女の子といこっかな!

なんて冗談を言おうかと思った、その瞬間気付いてしまった。


なんか、睨んでるんですけど・・・


「う、うん。
 美緒に予定がないなら一緒に行こうよ。」

「うん!
 どこのスーツケース買うの?」

「一応、GLOBE TROTTERのを買いたいなって思ってるよ。」




~つづく~





過去の話はこちら

第1話~第100話の目次
http://ameblo.jp/self-revolution-column/entry-10119952464.html





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